春の声を遠くに聞いた気がしたのに、朝から雪が降っていた日、
万全の寒さ対策で、あるコンサートに出かけました。
オーケストラ部でファゴットを吹いている生徒さんが
アマチュアのオーケストラにも所属していて、その定期演奏会でした。
幼いころからレッスンに来ていて、ピアノが好きになってくれて、
どんどん音楽に傾倒していって最近はその奥深さに私もかなわなくなっていました。
彼がステージで吹く姿を見るのは今回が初めて。
ファゴットが座るであろう場所を想定して、
その正面あたりの真ん中よりほんの少し前の席に座りました。
予想はピッタリ! ファゴットの真正面で音のバランスも悪くないです。
最初はピンポイントで彼を見ながら聴いていたのですが、
若い指揮者と団員さんたちのエネルギッシュでかつ繊細な演奏に惹き込まれていきました。
長い演奏時間でしたが、あっという間に前半のラフマニノフが終わり、
休憩後は楽しみにしていたベルリオーズの幻想交響曲です。
私は第4楽章の「断頭台への行進曲」を聴くと何故か気持ちがスッキリするんです。
おどろおどろしい場面にもかかわらず・・・(~_~;)
これまた長い曲が終わり、手がちぎれるほど拍手をしていたら、
順番に指揮者に促されて各楽器の奏者が立っていきました。
そしたら年齢的には最年少くらいであろう私の生徒さんも指揮者の指示で
一人立ち上がったのです。
「〇〇〇く~ん❣」と叫びそうになるのをグッと堪えると
その反動で思わず涙がじゅわじゅわっと目からあふれ出ました。
高校3年生勉強に専念、ピアノもオケもしばし区切りをつけるとのことで
ちょっとさみしい気持ちではありますが、彼は何事にも全力で頑張れるに違いなく
またかたわらに音楽がある豊かな人生を歩まれると信じて陰ながら応援し続けます。
感動のひとときを本当にありがとう!
🎹今年はショパンコンクールの年!
日本人もたくさん挑戦とのこと
また半年間ワクワクしたいと思っています🎹
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