2025年4月24日木曜日

再会

春はピアノ教室にとっても別れと出会いの季節であります。

お別れもありましたが、本当にびっくりするような出会い⁈

いえ、再会がありました。

ある日「レッスン希望です」とメールをいただきました。

子どもの頃習っていて、引っ越しでやめてしまってから約40年、

コロナ禍で再びピアノを弾き始めたとのこと。

お名前に瞬間的にピンとこず、だいぶ考えても頭の中から引っ張り出せず(申し訳ない…)

昔の記録を捜索すると見つかりました!

お名前は記憶から抜け落ちていたけど、『発表会でハチャトリアンを弾いた生徒さん』で

印象に残っていました。

写真を見るとお顔が微かによみがえってきます。

そして、その写真に写ってる自分を見るとどれだけ前につながっていた生徒さんか

よくわかります。

もうビックリです!

よく探してくださいました!


取ってあった発表会のプログラムとブルグミュラーを持って来られ、

その古い本の中には確かにきたない私の字で注意書きがありました。

そして当時のレッスンのこともいろいろ覚えておられることにも驚きました。

若かった私はちゃんと教えてあげられてたんだろうか・・・?

よくわかりません😞 

でも一回一回のレッスンを誠実に大事に全力でさせていただくことの大切さを

あらためて感じれたこの再会に感謝です。


まだ慣れなくて緊張していらっしゃいますけれども、

これからの人生でピアノが良きスパイスとなり、

良いときも悪いときも効いてくれることを心から願います😊


2025年3月6日木曜日

思わず涙が・・・

春の声を遠くに聞いた気がしたのに、朝から雪が降っていた日、

万全の寒さ対策で、あるコンサートに出かけました。

オーケストラ部でファゴットを吹いている生徒さんが

アマチュアのオーケストラにも所属していて、その定期演奏会でした。

幼いころからレッスンに来ていて、ピアノが好きになってくれて、

どんどん音楽に傾倒していって最近はその奥深さに私もかなわなくなっていました。

彼がステージで吹く姿を見るのは今回が初めて。

ファゴットが座るであろう場所を想定して、

その正面あたりの真ん中よりほんの少し前の席に座りました。

予想はピッタリ! ファゴットの真正面で音のバランスも悪くないです。

最初はピンポイントで彼を見ながら聴いていたのですが、

若い指揮者と団員さんたちのエネルギッシュでかつ繊細な演奏に惹き込まれていきました。

長い演奏時間でしたが、あっという間に前半のラフマニノフが終わり、

休憩後は楽しみにしていたベルリオーズの幻想交響曲です。

私は第4楽章の「断頭台への行進曲」を聴くと何故か気持ちがスッキリするんです。

おどろおどろしい場面にもかかわらず・・・(~_~;)

これまた長い曲が終わり、手がちぎれるほど拍手をしていたら、

順番に指揮者に促されて各楽器の奏者が立っていきました。

そしたら年齢的には最年少くらいであろう私の生徒さんも指揮者の指示で

一人立ち上がったのです。

「〇〇〇く~ん❣」と叫びそうになるのをグッと堪えると

その反動で思わず涙がじゅわじゅわっと目からあふれ出ました。

高校3年生勉強に専念、ピアノもオケもしばし区切りをつけるとのことで

ちょっとさみしい気持ちではありますが、彼は何事にも全力で頑張れるに違いなく

またかたわらに音楽がある豊かな人生を歩まれると信じて陰ながら応援し続けます。

感動のひとときを本当にありがとう!


🎹今年はショパンコンクールの年!

  日本人もたくさん挑戦とのこと

   また半年間ワクワクしたいと思っています🎹